延長戦(謎)で学生が書いたものを見ると、難しい所を平気でスキップしたかと思えば、初等的なことをぐちゃぐちゃと説明していて、バランスの悪いのが目立つ。昨日見たものでは、二次体では素数の分解が3通り(分岐、分解、惰性)しかないのを一生懸命証明した後に、ルジャンドル記号で素数の生成する単項イデアルがどう分解するのかを何も証明してなかったり。後者は所謂クンマーの定理(最小多項式の mod p での分解で (p) の分解が分かるというあれ)を使うが、この定理はとっても難しい。が、二次体に限定すれば徒手空拳で何とかなるのと違うの?と昨日の深夜ちょっと考え始めた。山崎隆雄さんの本でゼミをしている時に、類数1の場合を別に Q(√-m)、m≡1,2 (mod 4) に限る理由も、虚二次体に限る理由も無い、と考えた時のメモを見ながら。類数1の場合は出来た。が、(m/p)=-1 ⇒ Q(√m) で p が惰性、と、Q(√m)、m≡5 (mod 8) で 2が惰性するのの証明が割と難しい。類数が1でないとこれらの場合が解決しない。分岐している場合と分解している場合は、素イデアルを具体的に与えてしまえばいいので、割と簡単。で観念して山崎さんの本を見たら、二次体のイデアルのいい整基底が取れる、というのが臍に成っていることが分かった。そうか、やはり難しいんだな、と分かって断念した。この時点で既に昼近く。何してんだか。やるのは小生でなくて学生だぞ!と思い直して、昼飯を食べてからダウン。
一度電話が鳴った。保険会社の人から。安眠を妨害するな、と思ったが、出る。明日職場に来ると言ってた。明日は学生と会う約束もあるし、明日は行かないと。その後また寝たが、また電話が。080 から始まる番号。無視。暫くしたらもう一回鳴った。やはり 080。無視。で何だかんだと、ちょっと前まで寝てた。
岩手の大船渡の山火事は大変なことに成っているようだ。山梨の大月市でも。乾燥しているので、大変な燃え方に成っているらしい。来週は雨が降るようなことを言ってた。出掛ける時に雨が降ると鬱陶しいが、たまには降らないと。
今日は富田靖子の誕生日らしい。56歳。信じられない。最近は靖子では沢口靖子の方が勢いがあるかな。沢口靖子は今年で60歳らしい。これまた信じられない。何故こんな話題をするかというと、小生の母親の名前は靖子だったのだ。小生と数え年だと30違うので、生きていたら今年で87歳。年女の年に死んだから、もう3年も経つのか。ここ数年忙しかったら、年月がどんどん過ぎていった。親父殿ももう長くないだろうしな。3月に早稲田に行ったら、ついでに実家にも行こう。前も書いたが私費出張なので、領収書も何もいらないから、多少いい加減なことをしてこよう。実家の近所の呑み屋にちょっと行こう。苗字を名乗れば、小生が何者か分かってくれるだろう。親父殿が死んだら横浜に帰る回数は減るな。墓参りくらい行きたいが、墓はどうするんだろう?お寺さん曰く、墓仕舞いする人が増えてると言ってた。割と不便な所にあるからなな。兄者に任せるしかない。仏壇は処分すると言ってた。まあ当然だな。任せよう。