デデキントのη関数で保型形式が作れるか否か、みたいな話を聞いて、数件電話、メイルのやり取りをして帰宅。その後テレビを少し見て、Jay君と約束があったので彼の店へ。
店へ着くと案の定MTVが流れていたので、「野球見たい」と言って、日本シリーズにチャンネルを切り替えさせてもらった。
辛島を6回で引込めて、則本をリリーフへ。この時点では2-0でGolden Eaglesがリードしていたんだが、村田のホームランやなんやで同点に。このころからJay君の店は繁盛し始めて、Giantsファンが多数来襲。「今回は藤田の件もあるし、そろそろGiants寄りの誤審があっても…」みたいなことを言い始めた輩がいたもんで、小生そこで切れた。「お前ら、今までオレンジ色のユニフォームを着た審判に俺らは何十年も泣かされてきたんだぞ」と、椅子の上に立って大声で叫んだ。そう、ジーコがJリーグ初年度に「審判は緑色のユニフォームを着ている」と言ったのを思い出して。その後静かに応援し始めるGiantsファンとGolden Eaglesファンの中で一人で「則本!」コール、「藤田!」コール、「銀次!」コールを大声で続ける。10回2アウト、そこから「あと一人!」を大声でがなり続け、無事Golden Eaglesの逆転勝利。4-2。ヒーローインタビューはリリーフで2失点の則本だったが、小生はやはり、10回同点の場面で、足に死球を受けながらも1塁に立ち、足を引きずりながら3塁まで走った藤田一也(元Baystats)をあげたい。疑惑の内野安打から始まり、4戦ともここぞという所でヒットを打ち、今日は死球で出塁。土曜日に仙台でマー君が先発して日本一、MVPはマー君か則本、となると思うが、Baystarsで辛酸をなめ続けて、去年内村とのトレードでGolden Eaglesに行き、今年は31歳にして初めての規定打席、副キャプテンとしてチームをまとめあげた藤田一也こそ真のMVPだ、と一生思い続けていきたい。そのためにも、仙台でマー君が勝つんだ!
などと言うことで22時半頃精魂尽き果てたんだが、酒のパワーと年の近い人とのマニアックトークを続けて、結局AM3時までいてしまった。Jay君との密談は終了しなかったため、「また明日(今日?)来てな」と言われて行くことになってしまった。まあ金曜日は野球が無いから、ゆっくりJay君と密談しながら呑むつもりだったからいいんだけどね。
ゼミの話に戻るが、デデキントη関数は保型形式を何でも作れる、と思っていたのは間違いであることがわかった。「この場合はcusp formの空間が0次元なので、η(…)×η(…) については何も言えない」と書いてあったのを見て、「うん、細かい計算、マニアックな例というのは後に勉強することへの良い教訓に成る」という思いを強くした。だから、12月に金沢でする話では、理論的に難しい話もするが、takaa教授ならではの話をしよう、という気持ちにどんどんなりつつある。まあ志村五郎の本や、Casselmanの論文を見てくじけた、というのが本当のところなんだが。もう11月だ。12月の末の話をそろそろ本格的に詰め始めよう。