研究集会2日目。今日は苦手な保型形式の話ばかりだったので、ほとんど死んでいた。最後の講演は足立恒雄先生の「‘sacred’ or ‘profane’」という話。岩波の「数学辞典」(第4版)に出ている群の定義は「無神経極まりない」定義だそうだ。で聞いているうちに話は数学基礎論の話になり、もはやわからない。ただ迫力に引っ張られて、「うんうん、そうなのか」という感じで聞いていた。面白かったし、ためになった。で足立先生は最近岩波科学ライブラリーから「数の発明」という本を出版されたのだが、これがさっぱり売れていないらしい 。で現場で「販売する」と言ったところ、皆さんぞろぞろと列を作って買っていくこと。現場で買った人は先生のサインが貰えるという特典付き。うむ、先生から買えばよかったな、と後悔して今日(木曜日)買ってきた。サインは無いが、売り上げには貢献した、ということで。
さて2日目と言えば、恒例の「ヒマラヤ」での懇親会。折角だから足立先生と色々話したい、と思って近くに座ったんだが、三宅克哉先生と伊吹山先生と足立先生3人で盛り上がりに盛り上がってしまって、とても割って入れなかった。で気付けば外国人ゲストの真向かい。幸い彼の隣が英語が得意な人(HOGE)だったので、あまり難しい話はしなくて済んだし、彼の言うことも大体わかった。ドイツ人の英語は聞き取りやすい。で腹一杯食って呑んで、その後もう1件寄って、日本酒を一とっくりだけあけてお開き。いやーハードな1日だった。
3日目は、午前中で終わる上に、寝坊したので、さくっとパス。ということで新幹線ナウ。本当は明後日から日本数学会が学習院で行われるから行くつもりだったのだが、明日はずせない用事が出来たので、学会はパス。帰省もパス。残念である。
さて気付けばそろそろ4月の声が聞こえてくる。来年度の準備をしないといけない時期だ。気分を入れ替えて頑張ろう。