2014年6月9日月曜日

「ディムスパン」て何?

今日は線形代数演習。基本変形を習っていない、という前提で階数に関する問題をいくつか。え、基本変形の前に階数をやるのかって?えぇ、そうなんです。今年使っているテキストは、まず行列による RnRの像の次元、と階数を定義して、次に行列の列の張るベクトル空間の次元、と等しいというのを証明する、という順に成っている。ここまでくれば同業者は「ディムスパン」の正体は明らかでしょう。基本変形後の階段の段数に等しいことは後で出てくる。今までのテキストはこっちが定義だったんだがな。まあどっちを定義にしても問題はある。前者を定義にすると、何が何やらさっぱり分からず「このディムスパンって何?」状態に陥り、後者で定義して計算練習させると、「だからこれを求めたからなになん?」ということに成る。悩ましいところだ。まあ来年度からは、行列をほぼ全くと言っていいほど知らない学生が入ってくるので、線形代数の講義も演習も逃げたいところ。やっぱり大事なところは小生のような駄目教師ではなく、エースに行ってもらわないと。

その後卒研ゼミを7時半まで3時間みっちりと、のはずだったのだが、30分で終わってしまった。何故なら、一人教育実習中、一人就職活動のため欠席、一人さぼり、ということで残りの一人が先週予習してきたところまでやって終了。まあしゃあない。早く終わったことだし、月曜日にしては珍しく野球もあるし、早く帰らしてもらおう、と帰宅。

で野球観戦。見ない方がよかった試合。昨日は山口俊が見事8回無失点、待望のグリエルの3安打と快勝だったので今日も期待したんだが、久保が4回7失点(多分自責点は5点くらい)、グリエルはノーヒットといいところなし。スコアは10-0。まあ相手が則本じゃしゃあないわ。明日は試合無しだそうだから、気持ちよく寝られるだろうし、今日はこれから…、というわけにはいかんよ。寝坊するわけにはいかんしね。