2014年11月10日月曜日

1年でゼミのテキスト読み終わる!

青木昇「素数と2次体の整数論」共立出版、を2年続けてゼミのテキストに選んだ。というのも、去年は「易しそうでいいや」と選んで、今年は、去年イデアル類群の章が終わらなかったので、最後まで読みたいと思って選んだ。で最後の章だが、難しい。何やらチンプンカンプンな所が数カ所(学生にとってはもっと)あって、難渋した。お知恵をお貸しいただきありがとうございます > 木村巌さん。さて正誤表は共立出版のページに置いてあるのだが、それを見ると最後の章の訂正がほとんど無い。ということは最後までたどり着いた人はまだそんなにいない、ということだろう。だから明日にでも著者に新しく見付けた誤植をメイルで知らせようと思っている。58のはずの所が64に成ってたりとか、消し忘れと思しき文章が残っていたりとか結構あるので、次の版が出るときに訂正していただきましょう。そしてもっと売れて、2次体の整数論は皆の常識になるよう願うとしよう。

ただ不満を言えば、解析的な話が全く無いことだ。類数公式が載ってれば言うこと無いんだがな。

田宮五郎(田宮二郎の息子)の冥福を祈る。