2017年1月10日火曜日

「49歳」と書類に書く

今日から平常営業。Neukirch のゼミが10時40分からなので、9時に起きたのだが、メイルを見たら、「北海道からの飛行機が飛ばなくて帰ることが出来ません」とのこと。昨日の21時過ぎに届いたようだが、見てから寝ればよかった。まあ早起きは三文の徳、というくらいで何か有意義に過ごそうと思ったが、だらだらしているうちに12時近くになっていた。13時から講義があるので出勤。今日は「平方剰余の相互法則」を証明して、その後ラビン暗号など。受講生は例によって一人。彼は何故か部屋の明かりを点けずに待っているので、すわ、今日も受講生0か?と毎回思わされる。後2回(1月20日の補講も含めて)あるので、何をしようか考えないと。

その後ココ壱にカレーを食べに出て戻ってくる。で明日の講義の準備などもろもろ。教授会があったので、作業は打ち止め。今日の教授会は短かったが、また相撲に間に合わない時間に終わってしまった。明日は学科会議があるそうなので、また相撲は見られそうにない。さっきニュースでちょっとだけ結果を知ったが、もう日馬富士が2敗しているそうである。豪栄道もとか。やっぱり体調を整えてきた白鵬が優勝を掻っ攫うのか。

昼休みのもろもろの中に、保健センターに処方箋をもらいに行く、という用事があった。血圧と尿酸値を下げる薬。で受付で色々書くわけだが、「昭和43年1月8日生まれ、49歳」と書く必要があった。49歳に成ってから初めて自分の歳を書いたが、実際に書くと何かうーん、という感じがするもんだ。今年の健康診断の書類には一足早めに「50歳」とプリントアウトされているはず。(うちは年度内で何歳に成るかが基準だから、小生の場合は4月1日から50歳扱い。)あーやなこった、と思って保健センターの先生に話したら、「私なんか後3年で60ですよ」と言われた。え、この先生童顔で若そうに見えるけどもうそんな歳やったんや、と思ってびっくり。あーいう歳の取り方をしたいものだ。

教授会後ドラッグストアに寄り薬をもらってくる。その後は明日の準備の続きなど。結局代数体の基本的なことは藤崎先生の本に頼ってしまう。昔これで勉強したからね。で1箇所藤崎先生の本に書かれていないことがあって、それは「数論序説」に頼った。こちらは後輩が勉強しているのを聞いたり、学生に卒研ゼミで読ませたことがあるから、大体内容は把握している。類体論はどっちの本でも扱ってないので、用途に応じて高木貞治「代数的整数論」や足立恒雄・三宅克哉「類体論講義」、Janusz “Algebraic Number Fields”、Neukirch(足立恒雄、梅垣敦紀訳)「代数的整数論」などで補っている。局所体は高木貞治「代数的整数論」にはあまり出ていないので、もっぱら Neukirch の本に頼っている。本を沢山持っているのはいいことである。