2018年1月22日月曜日

試験監督(2)

今日も試験監督。「数学IV」。1番にいきなり「線形写像の定義を書け」、「単射の定義を書け」、「線形写像が単射 ⇔ 核が自明」を示せ、と来たもんだから、1回生は「ぎょっ!」としたことでしょう。2番、3番はスタンダードな線形代数の問題だと思うので、そこそこの出来は期待できるでしょうか。で30分経ったら退出していいことになっているんだが、誰一人出て行かない。うむ、粘ってるか、と思ったら35分くらいのところで1人退出。その後45分くらいまでは退出者の嵐。で残りの半分弱は最後まで粘っていた。今回の出来が悪かった人は多いに反省してください。でないと2回生以降大変だよ。

試験の後は「代数学II」の採点。この前書いた問題は案の定ほぼ壊滅。正解者は54人受験者のうちの4人くらい。が、不思議なことに、σ∈Gal(Q(√2)/Q) に対し、σ(√2)=±√2 は示せていたりする。要するに「Q-準同型写像」という言葉が分かっていなかったということかもしれない。で砂糖3つ入れたコーヒーくらい甘~い採点をし、A+1名、A数名、B,C多数、という結果に。もちろんF(不合格)も一定数いるが。で成績入力画面に向かって入力していったんだが、去年までは希望すれば受験した学生の名前だけしか入力画面に無かったのに、今年から全員分表示されるようにデフォルトで成ってしまって、F を大量に入れるのが非常に心苦しかった。欠席者は結構多かったからね。で気付いたんだが、卒研のメンバーのうちの1人が受験するはずなんじゃなかったけ?答案用紙が無いなあ、仕方ないFだな、ということもあった。入力欄が無かったら気付かなかった。彼は卒業できるんでしょうか?

その後雪の中を帰ってくる。そこそこ降ってたが、首都圏はもっと凄いらしい。こんな日に残業させる会社は間違いなくブラックだな。とにかく何事も無いことを願うのみ。首都圏には親と兄者がおるでの。