まず「暗号理論」。楕円曲線を用いた素因数分解法を教えて、少々デモを。2128+1 くらいは数分で因数分解してくれる。ただ「素因数分解」かどうかは怪しいので、残った因子を再び因数分解プログラムに掛けるも、結果が返ってこない。で Pari/GP の素数判定の命令 isprime を使ってみると、一瞬で素数であることがわかってしまう。ということで、素数判定≠素因数分解ということを分かってもらえてところで時間に成ったので講義終了。やれやれ。「暗号理論」は数年前に前任者から引き継いでやっていたが、素人なので、突っ込んだ話題は出せず、暗号の話より因数分解プログラムの紹介や楕円曲線の初歩的な性質を話すのに時間を大分使ってしまった。今年度で「暗号理論」は終わりなので、肩の荷をおろせた。
で昼はちょっと Rainbow に寄ってコンピューターの調整をしてもらい、引き続き教職員食堂でヒレカツセットを食べる。が、今日の日替わり定食が蟹雑炊で、そっちにしておくべきだったかなとちょっと後悔。まあパワーが欲しかったから肉を食いたかったんでいいんだけど。その後講義の資料を印刷、今週土曜日の出張届けの提出、企業からの求人票の処理などして、ちょっとお勉強。勉強は本当にちょっとだけ。明日は時間が大分あるので、そこで勉強の続きをしようと思っている。
で2時40分から「代数学II」の最終回。「円積問題」と「角の3等分」の否定的解決を証明した。πの超越性は時間の関係というか小生の能力の関係というかで省略。まあいいでしょう。その後多角形の作図と、フェルマー素数の話をしてくる。n≧5 ではフェルマー数で素数であるものは見付かっていない、という話をしたところで終了。が、時間は10分ほど余っている。幸いコンピューターを持ってきていたので、「Pepin の判定法」で結構なところまで非素数であることが示せること、そして割合小さなところから素因数分解が困難であることを例示してくる。素数判定≠素因数分解だと言ってきた。午前と午後で同じ話をしたような気がするが、3回生は来年度「暗号理論」を受講できないので、まあいいでしょう。「暗号」という言葉を出そうか出すまいかと思っていたんだが、思いとどまった。何で「暗号理論」が無くなるか説明できないんでね。
講義終了後は直帰。細々と色々やって今に至る、というわけ。明日は保健センターに行って、それから教授会。教授会の議題がメイルで送られてきていたが、明日は短そうだ。保健センターに行く用事があってよかった。わざわざ30分の会議の為に出勤するのは何とも馬鹿くさいんでね。ちょっと論文読みでもしようかな。
で2時40分から「代数学II」の最終回。「円積問題」と「角の3等分」の否定的解決を証明した。πの超越性は時間の関係というか小生の能力の関係というかで省略。まあいいでしょう。その後多角形の作図と、フェルマー素数の話をしてくる。n≧5 ではフェルマー数で素数であるものは見付かっていない、という話をしたところで終了。が、時間は10分ほど余っている。幸いコンピューターを持ってきていたので、「Pepin の判定法」で結構なところまで非素数であることが示せること、そして割合小さなところから素因数分解が困難であることを例示してくる。素数判定≠素因数分解だと言ってきた。午前と午後で同じ話をしたような気がするが、3回生は来年度「暗号理論」を受講できないので、まあいいでしょう。「暗号」という言葉を出そうか出すまいかと思っていたんだが、思いとどまった。何で「暗号理論」が無くなるか説明できないんでね。
講義終了後は直帰。細々と色々やって今に至る、というわけ。明日は保健センターに行って、それから教授会。教授会の議題がメイルで送られてきていたが、明日は短そうだ。保健センターに行く用事があってよかった。わざわざ30分の会議の為に出勤するのは何とも馬鹿くさいんでね。ちょっと論文読みでもしようかな。