毎年“DARF”という研究集会があって、講義録が外国の出版社から英語で出版されている。“DARF”というのは“Diophantine Analysis and Related Fields”の略である。毎年行こう行こうと思っているんだが、1回しか行った事がない。しかもその一回が、東日本大震災の年であった。研究集会では面白い話を聞け、懇親会では同業者と楽しく話をし、エクストラなセミナーで研究成果を喋らせてもらって、さあ土曜日は会議だ、金曜日のうちに帰るぞ、というそばから大震災。お前のとこ横浜だから関係ないだろ、という意見には、実家から新横浜まで行く電車が全部止まってしまったんだからどうしようもない、と返答させてもらう。さすがに卒業式の日までは関東地方の全列車と新幹線が回復していたので、卒業式には出席できたが。
うん、大分話がそれてきた。何を言いたいかというと、今年の「DARF」は多分行かない。卒業式には出る、卒業式の前日20日まである早稲田の整数論研究集会と、20日にある足立先生の市民講演会には絶対行く、ということを言いたかったわけである。