2022年12月23日金曜日

年内は今日で終わり

今朝は10時半に起きた。11時20分に近所で用事があり、髪の毛ボサボサなので、シャワーを浴びて急いで出発。

今日は雪が降るかも、と脅されていたが、表に出ると快晴。風もそんなに強くなく、言うほど寒く感じなかった。まあ十分寒いが。カレーを食べて帰ってきて、メールを一通書いて職場へ向かう。

1時からゼミ。今日は G 加群の完全系列 0→A→B→C→0 があった時に H0(G,C) から H1(G,A) への連結準同型写像が定義されることから。G は巡回群に限定しているので、H1(G,C) から H0(G,A) への連結準同型写像も定義される。でそれぞれが well-defined であることの証明が色々おかしい。更に六角形の図式が本当に完全系列に成ることを証明しないと。でそれの証明も色々問題あり。どうもお上品じゃない。元をどこから取ってるか書こうとしない。任意にとったものか存在するものかも区別しようとしない。2ステップくらい平気で飛ばそうとする。そういうことをしてるとどんどん分からなくなるぞ。1ステップずつ丁寧に進まないと。分かったような気に成っているのかもしれないが、突っ込むと案の定詰まる。それでは理解は不十分。

3回生まで割合成績の良かった学生は卒業研究でまずカルチャーショックを覚えるだろう。それまでは何となく理解してどんどん先に進んで、例題の解き方を覚えれば単位は揃っただろう。いい成績が得られたろう。が、そんな理解ではゼミは出来ない。もっと徹底した理解が必要とされる。予習にはとてつもない時間が必要だ。本に書いてあることをざっと理解して、細部を埋めて、それから理論構成を再構築しないといけない。小生の母校は3回生後期から卒業研究が始まる。小生が講義に来なくなったことは有名だった。講義なんて出てる時間無い。当時は通年科目が多かったので、後期は試験の点数が悪く、単位を落とした科目が沢山ある。4年生に成った時は26単位も残っていた。それくらい勉強してもゼミのテキストは全然理解出来なかった。テキストを変えることを先生が進言してくれた時はほっとした。そうは言っても体の拡大は予備知識。講義で扱わない非分離拡大を知っている前提で書かれたテキストだった。そのため体論は1週間で済ませた。暫く進むと無限次元ガロア理論が必要に成り、さらに勉強。で何とか1冊終わらせて、論文を読んだら皆目理解出来ない。研究者への道は険しいのだ。テレビのCMで「君も博士に成れる展」みたいなのをやってるが、博士への道は険しいのだ。失望させるようなことを書いて申し訳ないが、修士を卒業したくらいではまだおむつがとれた程度。学部卒なんてまだ離乳食の段階だ。離乳食に苦労しているようでは、先は明るくない。

大分筆が滑ったな。まあ許してもらおう。今日で仕事納め。メールの返事を数件待っているので、まだ仕事は完全に終わったわけではないが。学科長はまだ月曜日に会議があるそうだ。来年は大変だ。覚悟しよう。

何か明日の天気はひどいことに成るらしい。暮れから正月に掛けて寒波が襲ってくるとか。今日で終わりでよかった。年明けは6日(金)から。昨年度までだったら7日(土)に成人の日の分をやれ、ということに成ったのだが、今年度は20日(金)が代わりらしい。レポートの提出が20日の5時までで、講義が終わるのは4時10分。出席する学生いるんだろうか?まあ今でも3人しか出席してないんだけど。レポートの問題は基本的な問題1問と、超難しい問題1問、まあまあ難しい問題1問で、出来は相当悪いだろう。まあ何かの本から写して来ればよい、という問題は出さなかったので、覚悟の上。来年度定期試験をやるかどうか、そろそろ決めないといけない。試験にコロナなどにより出席出来ない学生へ配慮し、成績のうち定期試験の占める割合は40%以下にしてくれ、と言われている。そうすると学期中にレポートを出して採点したりと、忙しくなる。レポート100%にしようか?という気に成っている。確かそれも1月20日が締め切りだ。もう少し考えよ。