2018年12月3日月曜日

大隈公は第7位

今日の「暗号理論」はいつもより出席者が多かった。というのは、今日レポート問題を発表する、と宣言したからだろう。いつもは2人か3人なのだが、今日は7人もいた。レポートは10枚しか用意してなかった。危ない。来週以降は出席者激減でしょうか?

昼は12時半から2時まで会議。数理には無関係な議論や、形式的な議論が多く、非常に退屈。弁当を支給してくれたのだが、その弁当の包み紙で色々計算しながら議論を流し流ししていた。まる2時間半ある昼休みのうち1時間半もつぶされてしまった。で個研室に戻ってコンピューターでさっきの計算を検算しようと思ったら、びっくり。4次式の答えになると思ったら、返ってきた答えは0。おかしい、そんなはずはない、と思ってるところでチャイムが鳴った。

「代数学II」は今日は群論。可解群を定義したり、n≧5なら Sn が可解群でないことなどを示す。出そうか出すまいかと思って出したのが Feit-Thompson の定理。ああいう大定理があるということを知って大学を卒業するのも悪くないでしょう、ということで教えておく。もちろん小生も証明は読んでないことも。「群論の専門家ではないので」という発言は学生にはどう聞こえたんだろうか?「代数の専門家が群論の専門家ではない、ってどういうこと?」という疑問を持つ学生も多かろう。小生は代数などという難しいものを専門にしたことはない。第一にあるのは整数論で、整数論だけ講義をやってるような幸せな職で雇ってくれるわけはないので、仕方なく代数の講義をやってる感じ。え?関数解析でも教えてみろって?いやいや、それは無理。講義は代数しか出来ない。一番道具で使ってるんでね。

講義終了後は直帰。帰宅してさっきの計算をやり直してみる。なるほど0だ。ということで1つ勘違いしていることがわかった。25分体は p 分体(p は素数)のようなわけにはいかないことが分かった。やっぱり代数は難しい。

一段落ついたところでテレビを見る。今日の「Qさま!」は「幕末・維新の偉人ベスト7」から出題。で第7位が大隈公だった。結構長い時間取り上げてもらえて、早稲田OBとしては嬉しい限り。が、福沢諭吉が2位だったのは気に食わない。まあいいや。その後惰性で6チャンネルに合わせたまま。「報道ステーション」を見ている。あおり運転の末人を死なせた人間に「危険運転致死」が適用されないかも、とか。「何言ってんだバカヤロー」と独り言を吐いてしまった。あおり運転らしきものを食らった経験があるものとしては、やられる側にも責任がある、という詭弁を許すわけにはいかない。あおり運転追放!

火曜日は通常は行かなくてもいい日なのだが、明日は1時から大事な用がある。遅れるわけにはいかないので、ちょっと早いがもう寝る。じゃ!