2020年6月10日水曜日

東工大数論・幾何学セミナーで暗号の話を聞く

水曜日は「数論序説」のゼミ。今日もイデアルと商環とか、準同型写像がなんだとかいう話。全て3回生までに習った。よって全部パス!でいいんだがな。まあ真面目に予習してきているようだし、止めるのは忍びない。ということで我慢しながら聞く。時々突っ込みを入れた。皆顔を写さないようにしているようなので、裏で寝ていたらいかんからね。まあ小生も大欠伸しながら聞いてるんだけど。そうは言ってもクォリティーは割と高かった。どこまでが示さなきゃいけないことであるかをキチッと分かっているようだ。昨年度の代数の試験の答案を見る限り、割合ちゃんとしているという印象があったが、その通りだった。この調子で勉強してください。来週はオイラー関数の乗法性と、原始根の存在証明をやれそうなので、真面目に聞こう。前の晩きちっと寝て、欠伸をかかないようにしないと。3時30分くらいに終了。

4時半から大抵会議なのだが、今週はやらないとのこと。これは丁度いい。4時から5時まで「東工大数論・幾何学セミナー」で東芝の秋山浩一郎氏が「不定方程式の観点から見た耐量子計算機暗号~量子計算機時代に向けた公開鍵暗号設計の試み~」という話をすることに成っていて、これを聞こうと前から思っていたが、会議じゃしょうがない、と諦めていた。会議が無いので、堂々と聞ける。普通なら3時半まで草津でセミナーをやっていては東工大に4時に着くのは不可能だが、うまいことオンラインセミナーをやってくれるようなので、4時からきっちり聞ける。いいぞ。で聞いたのだが、やはりその筋の専門家が最新の話をするので、迫力があってよい。ためになった。やはり「暗号理論」の講義は閉めて正解だった。もはや RSA 暗号が安全と言えなくなった時代に突入している。そんな時代に代数の準備から始めて RSA 暗号を理解してもらうのが目的の講義など、やってもあまり意味は無いし。それに受講生は単位の揃ってない n(≧4)回生のみしか出席していない講義だし。暗号をやりたい人は、ちゃんと企業の研究所に就職してください。もしくは中央大学のように専門家のいる大学の院へ行ってください。えーと、話がそれた。面白かった。出席者は60人強。名前を見てみると、大阪や富山からも参加されていた。皆オンラインだから出席できたわけやね。オンラインセミナーも捨てたもんじゃないな。

終了後はテストの準備など。もうこれでいいんじゃないか、という気がしないではないのだが、まだ何かやりようがある気がするので、もう少し考えることにする。

その後ニュースなど。高校野球だが、春のセンバツに出るはずだったチームが夏に1試合ずつやるとか。いいことやね。客を入れないそうだが、盛り上がるだろうか?まあ甲子園の土を踏めるだけでもいい思い出だからいいのか。野球以外の競技もどうにかなるといいんだが。

中国・近畿・東海地方は今日梅雨入り。最高気温こそ低くなったが、明日の最低気温は京都は23度。うーん、大分蒸し暑くなりそうだ。敦賀は最低気温が26度とか。早くも熱帯夜やね。でも最高気温は28度とか。まだ真夏ではないな。まあ今日は福島で35度を超えた所があるそうだ。梅雨寒があるかもしれないから注意注意。風邪を引くとコロナと紛らわしくなるので、気を付けよう。