2020年2月17日月曜日

織田有楽斎

昨日の晩もやっぱり「あほや」ということで遅くまで起きていた。で今朝は相当寝不足か、と思ったら、ちゃんと7時間くらいは寝たので問題無し。卒研1は1時3分くらいに開始。今日はまず極大と限らない order の類数と極大な order の類数の関係から。すぐ済むかと思ったら、存外大変だった。例によって exercise に大量に回されていて、それを全部解くから、字面の割に時間を食った、というわけ。まあ exercise はやるに越したことはないんで、いいんだが。虚二次体の類数公式(あの有限和で表せるという例のあれ)が代数的に証明できるとは知らなかった。大抵の本にはディリクレ L 関数の性質を用いた証明が出ていて、それはよく知っているのだが。面白かった。その後類体論の概略へ。ほぼ証明抜きでストーリーが書いてあるだけ。でもまあ最初はそれでいいでしょう。Kronecker−Weber の定理が類体論からすぐに従うことが出ていて、それはそれで大変為になるので、いいと思う。いつかは証明をきっちり自習すればいいでしょう。ただ、高木貞治の本は読むのが大変なので、足立恒雄・三宅克哉「類体論講義」(日本評論社)を読むのがいいでしょう。4時10分くらいに終了。

4時半に学生と約束があるので待っていた。何事かと構えて待っていたんだが、「11月の希望調査票には就職希望と書きましたが、大学院に進学したいので」とのこと。全然構わないが、何を彼は気にしていたかというと、修了後の就職先にちょっと不安があったらしい。「そういうデータは我々よりはキャリアオフィスの方が持っているので、そちらへどうぞ」と言っておいた。まあ勉強したいのはいいことなので、院進学は快諾しておく。ただ一つ問題があるといえばある。事前に他大学の大学院に進学したいと表明していた学生が1名、うちの院に進学したい学生が1名、就職希望の学生が1名、となると就職希望の彼は一人で本を読む羽目になる。進学希望の二人で同じ本を読んでもらうのはかまわないが、やはり色々知っておいて他大学に進学するのはいいことなので、二人で1冊ずつ読んでもらうのがベスト。それだと何か別に読んでもらわないといけない。とすると三人で3冊。こちらの身が持たない。どうしよう?まあまだ少し時間があるので、考えよう。

その後線形代数の勉強。いつもの本に書いてあることで理解するのは無理そうな気がしてきたので、ちょっと別の本を開いてみた。うーん、クリアーに書いてあるね。やっぱり一つことを勉強するには色々な本を開いて、おいしいところだけ拾っていかないと。

8時半から「Qさま!!」が始まるので、間に合うように7時半頃職場を後にする。例によって高速道路を焦らずに走る。が、気の短い人はいるもんで、大津インターから乗り込んできたスポーツカーが強引に合流してきて、爆音を轟かせながら追い越し車線に出て、猛スピードで走り去っていった。焦ってもいいことないよ。もっとゆっくり、落ち着いて、お行儀よく運転した方がいいぞね、と思いつつ 70〜80km/h で京都東インターへ向かう。

8時15分頃住処着。間に合った。今日の「Qさま!!」は「明智光秀青春編」ということで、1560年〜1590年くらいの問題が大半。小生に取っては割と易しい問題が多かった。東京の地名に関する問題では、「織田信長の弟」だけ聞いて即「有楽町」と答えた。「織田有楽斎」の屋敷があったから「有楽町」と名前が付いたのはあまりに有名。が、「クイズノック」とかいうクイズ集団の一人は思いっ切り「ゆうらくさい」と読んでいた(正解は「うらくさい」)。クイズ通だかなんか知らないが、大したことないな、というのが今日の感想。まあ面白かったです。結果は書かない。これから見る人がいるかもしれないからね。

足立先生のツイッターを見たら、人生最後の道楽ということで、ジャガーを購入することにしたそうだ。先生は上述のような下品な運転はしないだろうから安心だ。今度乗せてください。