2020年2月3日月曜日

松坂和夫「線型代数入門」岩波書店

結局京都市長は門川氏が再選されてしまった。無念。

今日は早く起きた。1時からのゼミにも珍しく間に合う。今日はまず genus 体が基本判別式の平方根を全て添加した体になっていることの証明から。その後 maximal でない order について色々。proper とか invertible とか。イデアル類群も定義して、2次形式の類群と order のイデアル類群が同型であることを証明。ここいらまで来るとだいぶすっきりする。来週は、今まで類体論は不分岐な場合しか扱っていなかったのだが、一般の場合をやるようだ。もちろん証明は出来ない。自習に任せましょう。

ゼミは4時25分頃終了。4時半に保険会社の人が訪ねてくることになっている。去年の夏に立命館担当の人が異動してしまい、違う人が担当になったのだが、その人も辞めてしまったとか。右京さんに負けず劣らず、小生も人材の墓場か?などと思ってしまった。で担当の人は15分くらい遅れて到着。駅からうちまで来るバスが渋滞に捕まって難渋していたようだ。立命館担当なら、その辺は慣れておかないと。また来週訪ねてくるそうだが、今度は大丈夫でしょう。

保険会社のお姉さんが帰った後は線形代数のお勉強。4月からテキストに使おうと思っている本が、随伴変換の存在と一意性をしっかり示していないため、先日遅くまで考えていたのは既述の通り。で別の本で調べてみたら、結構クリアーに存在と一意性を証明してくれている。すっきりした。大学の時に垣田先生が「本を読んでわからなかったら、それは半分以上書いた人の責任」という趣旨のことを仰っていたが、こういう本を見るとそう思ってしまう。さらに「薄い本より厚い本を読んだ方がよい」という趣旨のことも仰っておられたが、その通りな気がした。今日開いた本は松坂和夫「線型代数入門」岩波書店。買ったけど全然開いたことのなかった本の1冊だが、もっと早く開いておけばよかった。職場にはあるのだが、住処には無い。ということで住処用に1冊購入しよう。

2月に成ると野球のキャンプインもあるが、もう一つ大事なことが。そう、うちで入試が始まる日。コラーニングが会場になっているようだ。こういう日は職場に立ち入らない方がいいのだが、ゼミの約束をしてしまったので仕方ない。早いうちに職場を出ようと思うと、ご父兄の送迎車による渋滞と事務職員の帰宅ラッシュにぶつかってしまうので、7時過ぎまで職場にいた。これくらいまでいれば大丈夫。高速道路の渋滞も一段落するし。しばらくは野球も相撲も気にしなくていいし、真面目に講義の準備をしませう。