2020年11月18日水曜日

発表者がゼミをさぼった

今日は「数論序説」のゼミ。1時からなのだが、目が覚めたら1時5分。やばっ!ということで急いで支度。1時10分過ぎに開始。今日は分解群と惰性群を定義して、フロベニウス置換、アルティン記号を定義する、という予定だったのだが、発表者が来ていないそうだ。むぅ。彼のやるところを飛ばして出来る?と来ている学生に聞いたら、出来る、という。うむ、アルティン記号定義しないでアルティン写像が出来るのか、大したもんだ。でちゃんと出来て、アーベル拡大に対しアルティン写像を定義して、円分体の場合に像と核を決定、その応用として平方剰余の相互法則の別証明など。こういう高級な話を触れてくれるという面では非常にいい本なのだが、何でも大らかに過ぎるのが欠点。今日も素イデアルの -n 乗を全く定義しないまま話が進められた。いや、よく見ると定義しているんだが、証明の隅っこに申し訳無さそうに出ているだけ。こんなんでいいんだろうか?という感じ。やはり頭の良過ぎる人の書いた本をテキストにするのはいけない。いや、別に他のゼミのテキストの著者が頭が悪いというわけではないが…。そう読めるな。時を戻そう((c)松陰寺)、そして言い換えよう。大らかに過ぎる性格の人の書いた本をゼミのテキストにするのはいけない。来年度はもう少し慎重に書かれた本を使おう。4時前に終了。

4時から相撲。幕尻の志摩ノ海が好調である。1敗で貴景勝と並んでトップ。過去幕尻優勝というのは3例しかなく、そのうち2回が今年出ている。徳勝龍と照ノ富士。(因みにその前のもう1回は貴闘力。)今年3回目の幕尻優勝という大珍事が起こると面白い。が、やはり大関が勝たないといけいない、というところもあり、難しいところ。まあ先のことはわからないので、楽しんで見ることにする。

相撲後しばしパソコンの前で作業。ちょっと思いついた演習問題があるので、それの点検。そこから色々派生させて、数問出来た。cos の特殊値問題はいくらでも出来る。ガロア理論の、どう手を出していいかわからない問題も後に cos が控えていることを見抜けば容易、という問題。院試が微分積分、線形代数、集合と位相の3問出題という形式に成ってしまったから、体の拡大の問題は易しめなのを定期試験に使う以外は没問題なのだが…。まあ楽しかったからいいです。Weber の問題に一歩近付いたし、いいです。適当なタイミングで夕食。その後ニュース。

森下(Carp)が月間MVP。月間4勝で防御率が脅威の0.24。凄い。これで新人王取れなかったら怒る。戸郷が優勝した Giants にいるからって、これをひっくり返したらひどい。新人王は森下じゃ。セ・リーグの打者はオースティン。月間11ホームラン。最後にようやく本領を発揮してくれた。残留が決まっているそうなので、来年は期待する。今年の最後に見せたような爆発を開幕直後から見せておくれ。そうすれば優勝も夢ではない。監督就任即優勝となればすごい。応援しよう。