2021年5月19日水曜日

保険の受取人の変更は面倒くさいぞ

水曜日は12時55分から卒研ゼミ。対面で。ということで12時前には住処を離れることにしている。今日は9時前に目が覚めたので余裕、と思っていたのだが、うっかりもう一度横に成ってしまった。それでも11時半くらいには目が覚めたのでよかった。そのまま出勤。

今日の卒研は体上の多項式環のイデアルの話。Z のイデアルをやった後だから、今日は余裕か、と思ったらそうはいかなかった。何かすごく怪しげにことを進めている雰囲気なので、一々止める。例えば (A,B)=(1) と AX+BY=1 を満たす多項式 X,Y が存在するのは同値、とか、A∈I で I がイデアルだから (A)⊂I とか、全部示させた。一つ目がすぐ出来れば、「ああ、わかっているのだな」というわけで二つ目からはスルーするが、一つ目が引っ掛かり引っ掛かりだったので、二つ目もみっちり。ということで3ページ進むのに3時間掛かった。まあ今日はゼミの予習とは甘いものじゃないんだ、ということを皆に知らせるのが目的だったので、発表者には悪いが必要以上にきつくでた。次回からは大丈夫でしょう。

終了後部屋で線形代数の勉強をしていたら来客。今日は保険会社の人と会う約束に成っているのを忘れていた。ゼミ終了後直帰しようかと思っていたんだが、残っていてよかった。今日は契約確認が主たる内容だったのだが、保険の受取人を母者から兄者に変更してもらおう、ということでお願いした。これが割と面倒。受取人から母者を削除して、兄者の名前と誕生日を登録して、変更了承のためのサインをして、と。これを5回繰り返した。何とも馬鹿馬鹿しいが、母者はもうそう長くないだろうということで止む無し。トータルで1時間くらい掛かった。手続き中は後ろで安全地帯のライブ CD が流れていて、保険会社の人が「安全地帯のファンですか?」と聞いてきた。別にファンと言うほど好きではないが、まあ嫌いじゃないので、と答えておいた。

5時半ごろ解放されたので、勉強の続き。冪零変換のジョルダン標準形の存在の証明をとことん理解しよう、ということで。幸い野球は中止に成ったので、数学に集中できた。細かい所は気にせず、あらすじだけ捕えよう、というのが今日の目的。かくかくしかじかが1次独立というタイプの命題が沢山あるので、それは全く形式的にやればいいだけだから略、ということにした。でほぼ分かった。まだ1箇所怪しい。そこさえクリアすれば完璧、ということで、8時15分くらいに職場を後にする。9時からの「特捜9」の録画予約を仕掛けたかが怪しかったので、途中食事にもよらず住処を目指す。幸い予約はしていたようだ。その後 NHK のニュースを見ながらカップ麺をすする。スマホで Facebook をチェックして、2,3返信をして、こうして今パソコンに向かっている。明日も昼からゼミなので、パソコンの前で根っこをはやさないよう気を付けることにする。

昨日「古畑任三郎」は鶴瓶の回が印象に残っている、と書いたが、数学者が数学者を殺す回があったのを忘れていた。あれは面白かった。何と言っても「4次元多様体のドメスティックな微分構造の存在」などという、数学をやっている人しか笑えないギャグが印象的だった。誰が数学を監修したのか、今度見てみよう。未解決の難問「ファルコンの定理」は恐らく「フェルマーの大定理」を模したものだと思うが、一つ決定的に違ったのは、「ファルコンの定理」はA4の紙1枚で証明されてしまうものだったが、「フェルマーの大定理」は Wiles の “Modular ellitpic curves and Fermat's Last Theorem” だけで100ページ以上。未だに素人には寄り付きにくいものである。もちろん数学のプロでも小生のように無力なものにも近寄りにくい。解かれた次の日とその次の日に早稲田に集まった先生方の様子を、つい昨日のように思い出す。もう30年近く前だ。定年後の楽しみは沢山あるが、「フェルマーの大定理」の証明を理解するのもその一つ。あと12年、必死で働こう。

今年は Baystars が弱いので、CS の「プロ野球ニュース」を見る機会がほとんどない。が、今日は Baystars は試合が中止で、Giants は菊池涼介を欠く手負いの Carp に1イニング9点取られるという、見事な負け方をしてくれたので、是非「プロ野球ニュース」を見ようと思っている。11時開始だからもうすぐ。早いとこブログを書き終えよう。

最後にもう一言。照ノ富士が髷をつかんでの反則負け。うーん、残念。それでもまだ単独トップであることには違いない。明日も頑張れ。