徹夜と寝過ぎを1日おきに繰り返す日々。今日は徹夜の番。で11時からの「Life 夢のかたち」は起き続けて見たんだが、今日は信楽焼の職人の話。「古谷」さんという人が主役だったが、「ふるや」さんだと思ったら「ふるたに」さん。人の苗字は難しい。数学会の予稿集に「越谷」と言う人が必ず「(こしたに)」と書いていた。「こしがや」と読まれるのだろうか?「課題研究アワード」に参加していた生徒の一人が「水谷」だったが、「みずがい」らしく、フリガナが振ってあった。兄者の知り合いの「服部」さんは「ふくべ」さんだそうだ。100%間違いなく「はっとり」と呼ばれると言っていた。そもそも何故「はっとり」と読むか謎。苗字は本当に難しい。それとちょっと違うが、早稲田で「基礎数学Q&A」をやっていた時に「みずしまくん」と呼んだら「みずとりです」と言い返されたことがある。よく見ると「水鳥」君だった。通っていた高校の近所に「島越」というバス停があったが、「とりごえ」だとばかり思っていた。よく見ると「しまこし」。これも兄者の知り合いだが「五十風」さんがいるらしいが、まず間違いなく「いがらし」と呼ばれるとか。難しいね。
それで思い出した。「課題研究アワード」に有名俳優と同姓同名の生徒がいた。名前はよくある名前でなく、その俳優が使っているのしか見たことない。多分母親がファンで、結婚してその苗字に成ったもんだから、息子に付けたんだろう。こういうのは罪深い。昔「まつだせいこ」という名前の人がラジオにハガキを寄せていたが、名前を聞かれて「まつだせいこです」と答えると、「冗談はいいですから本名を言ってください」とか、「ふーん、面白いね。それで名前は?」とか言われて嫌な思いをしたと。情報理工の事務にグラビアタレントと同姓同名な人がいて、その人からメールが来た時びっくりした。去年情報理工のTAの関係でメールをもらったのだが、調べてみるとそのタレントは随分若いので、まあ別人でしょう。大学時代の友人に「吉田耕作」君がいた。当時の早稲田は数学、電気、電子で合併クラスを幾つか作り、そのクラス単位で線型代数、微積分、語学を習っていたが、吉田君は電気の学生。微積分の担当は足立恒雄先生だったが、足立先生は演習問題を出した時は教室を回って、「じゃあこの問題君、これは君」とか適当に指名していたんだが、ある日「今日は名簿を使おう」と言い出した瞬間吉田君は「あ、これは指名されるわ」と覚悟したそうだ。案の定「君は有名な数学者と同じ名前だな」と言われて指名されていた。子供の頃から算数、数学の授業では間違いなく驚かれたと言っていた。美空ひばりの息子は「加藤和也」だが、あの「素数の歌」で有名な加藤和也先生と同姓同名。「マネーの虎」を見た時にびっくりした覚えがある。が、学生は美空ひばりの息子を先に知って、当時京大におられた加藤先生を大学院の願書で見てびっくりしたと言ってた。加藤先生はどうだったろう?あ、加藤先生を「素数の歌」で有名、は失礼だな。日本が世界に誇る整数論の大家、と言っておかないとまずい。加藤先生の50歳を記念して外国の journal で特別号が作られたくらいの人だ。Skebetty 君の指導教官では大いに役不足だったろう。
うん、大分発散したが、名前は色々ある。子供に名前を付ける時は気を付けましょう。