2021年3月24日水曜日

古賀稔彦の死去に鶴竜の引退と、寂しいニュースが続いた

起きなくていいとなると寝ない。夜っぴて勉強していた。まあずーっと張りつめていたかというともちろんそんなことはなく、適宜休みはいれているが。結局引っかかっているところはまだ理解できていない。それでも1、2歩の前進はあったかな?どの本にも同じようなことが書いてあるのだが、1冊疑問に答えてくれる本があった。ノルムが同値だと、そこから引き起こされる距離関数は一様同値になる、ということが書いてある本があった。もちろん詳しく書いてあるわけではないが、「一様同値」とはっきり書いてあるだけで勇気凛々である。同値と一様同値では大違い。恒等写像が同相写像なだけでは困るのだ。完備性は同相では保たれない。一様同相でないと。そのためには距離関数が一様同値でないと。ということで肝心の定理の証明がまだ理解出来ていないんだが、まあよかった。

ここの所すっかり general topology。General topology は面白いからいいのだ。で位相空間の本を何冊も見たが、一様同相について触れている本は松坂和夫「集合・位相入門」だけ。もちろん「距離関数が一様同値」という言葉が出ているのもこの本だけ。この本に出合ったのはもう30年以上前。大学1年の時に参考書ということで買ったのだが、いい本だ。今でも位相のことで知りたいことがあったらまず一番に開く。分離公理あたりが少し弱い気がするが、そんなマニアックな位相空間は扱わないので問題無い。これからも大いに頼ろう。

テレビを流し流し勉強していたんだが、「古賀稔彦が自宅で死亡」のニュースにはびっくりした。「平成の三四郎」として名高い柔道家。オリンピックで金メダルを取っている。その時に吉田秀彦との練習中に怪我をして、とても試合に出られる状況ではないのに出て、金メダルというのはすごい逸話だ。吉田も金メダル取ってる。すごい話だ。

であまり語られない話を一つ。小生の学生時代の友人の一人が古賀と小学校の時の同級生で、よくいじめらたという話をしていた。それで同い年であることを知ったのだが、今日ニュースを見たら、昭和42年の11月生まれのまさに同期生。いじめられたヅカさんは忘れていなかったよ。だから凄く人間の出来た人だという話を聞かされても、何か信用できなかった。まあ小学校の時と指導者になってからは人が変わってもおかしくない。立派な人だったのでしょう。ご冥福を祈る。

鶴竜引退のニュースも入って来た。今場所に復活をかけていたんだが、場所前の無念の怪我で休場。来場所の復帰もかないそうもないということでの引退だそうだ。まあ横綱審議委員会に引退勧告を食らっての引退よりはよかった。しばらくは鶴竜親方でやるそうだ。年寄株を入手しないと、いかな横綱でも放り出されてしまう厳しい世界だ。白鵬もだから辞められないという説があるしね。まあこの上白鵬まで辞めてしまったらまずいので、白鵬にはもう少し粘ってもらおう。

最近人気者で、また一人大学院に進学したいという他大学の学生からメールがあった。「研究室を見学したい」というから、てっきりゼミを見学したいのだろうと思ってゼミの日程を教えたが、よく見ると「研究室を訪問したい」だった。うむ、ちょっと失策。見学者がいると新M1君は緊張するだろう。しかも彼も他大学からの進学者で、小生とゼミをするのは初めて。まずったな。まあいいや。夏入試で二人とも院試に合格したら、他大学からの学生二人がM1になるという、今までに無い展開だ。そもそも大学院生を二人抱えるのは18年振りということに成る。うー、忙しくなるぞ。