2021年3月2日火曜日

ヤリスがヨーロッパ car of the year に選ばれた

今日はちゃんと起きた。学生との約束のために必死だったが、大丈夫だった。で Zoom 面談は2時から。こちらから聞くでもないのに、どんどん話してくれた。教育学部で数学をやっているそうだ。教育学部の数学と言えば早稲田の教育学部が思い出される。あそこは数学もきっちり教えていて、大学院進学者も多いようだが、比較対象にしてはいけない。あまり多くは望まない方がいいようだ。院試にきちっと受かってくれるのがまず大事。その後何を勉強させ、どんな修論を書かせるかはこちらの腕次第。責任は重いね。10分ちょいで終了。これだけの用事のために職場に行くのはむなしいが、Zoom だと行かないで済むからいい。すっかり自宅で Zoom が普通になってしまった。来年度は対面講義をするんで、こうはいかない。覚悟しないと。

その後4時から教授会だったのだが、たっぷり時間がある。ちょっと考え事をしいしいパソコンをいじっていたら、「ヤリスがヨーロッパのcar of the yearに」というニュースが入ってきた。おぉ、我が愛車が。嬉しい。ヤリスは日本ではずっとヴィッツという名前で売っていたが、今回のモデルから世界標準にあわせて国内でもヤリスになった。でヤリスのヨーロッパ car of the year の受賞は、ヴィッツの最初のモデル以来20年ぶりらしい。その後もヴィッツは売れ続けていたんだが、「安心はできるが面白くない」という評価だったようだ。今回のモデルは「走って面白い」だそうだ。うむ、小生の程度ではそんな難しいことはわからん。燃費がいいのが一番嬉しいというのが小生程度の持つ感想。売れてくれればいいのだ。最近街中で見かける回数が増えてきた。もっと売れて欲しいね

4時から教授会。ちゃんと調べないで4時半から出席した人は結構いるんじゃないだろうか。こちらも Zoom 開催なんで、どれくらいの人が出席しているかわからない。いや、人数はわかるんだが、その人数が大会議室のどれくらいを占めるかがわからない。まあどうでもいいか。形式的な内容が例によってほとんど。教授会が終わったと思ったら、学部長が「続いて親和会を」と言うから何だと思ったら、退任される先生方に記念品と花束を渡す会。小生が来た時に副学部長として迎えてくださった先生が定年退官か。今の学部長も当時は執行部のメンバーだった。若手バリバリという感じだったが、すっかり鬢に白いものが混じった。年月の流れを感じるね。その後研究科委員会。こちらも形式的な議事がほとんど。一つ気になったことがあった。来年度は一つ出なくていい会議が増えた。いや、喜んじゃいけない。理由が恥ずかしいからね。何?内緒。幸い再来年度からは復活できそうなので、まあいいや、ということで。また5年後に同じ目を見ないように励まないと。え、だから何だって?いや、答えないってば。会議は5時半過ぎに終了。

その後しばしニュースを見ていた。で7時から何やらネタ番組が始まった。面白いので見てしまった。いかん、銀行に行って金を下ろさないと。CD コーナーは9時までのはず。番組が終わったのが8時54分。ちょっと急がないと間に合わない、ということで押っ取り刀で立ち上がり急ぐ。で銀行に着いたのは9時2分くらい前。間に合った、と思って扉を見たら、9時までなのは土曜日で、月~金は10時まで。慌てることなかった。が、ここで気が付いた。緊急事態は解除されたが、食事処は9時で閉店。がーん。仕方ないのでコンビニで食料を調達して部屋で貪り食う。明日は外食しよう。昼は Uber Eats かもしれんが。

今度のパソコンの初期設定は、ニュースが入るとすぐ通告してくれる。でそのページに行ってニュースを読むと、脇にあるYouTubeのお薦め動画が気になる。特に大学入試問題の解説。今日は京大の文系問題と、一橋の問題が面白かった。京大の1問目は「6.75 を2進法で表せ」というもの。こんなのが1番にあったら、普通はめげるとおもうが。整数を2進法で表すのは易しいが、小数となると難しい。が、解説を見たら、存外簡単だった。コンピューター屋は2進表示は得意だろうが、整数論屋は苦手だろう。p 進数は別に10進に表しなおす必要ないからね。5問目は「p が素数なら p4+14 は素数でないことを示せ」というもの。4乗を見た瞬間に、「フェルマー小定理を使うから、mod 5 でどうだ?」と思ったが、解説は mod 3 で考えるというものだった。これだとフェルマーの小定理は必要無いが、やはり整数論屋としてはフェルマー小定理が常識。今度3回生の代数の試験に出してみようか?どれくらい出来るだろうか。一橋の問題は、「1000以下の素数は250個以下であることを示せ」というもの。面白い。2, 3, 5 の倍数を消した時点で270個以下(270じゃなかったかしれない)なので、残りは7の倍数をリストに加えてOK、という解答。なるほど。オイラー関数を使った短い証明も興味深かった。こういうのを入試に出せる大学は羨ましい。証明問題が出せればいいんだが、うちの入試では無理だ。3回生の定期試験に出しても悲惨な結果が目に見えているし。まあ何らかの形で使えるだろう、とメモしておいた。早速 TeX 化しよう、うん。