2021年3月6日土曜日

内藤先生ご退職記念香川セミナー

今日は「内藤先生ご退職記念香川セミナー」が9時半開始で行われた。で昨日は珍しく日が変わる前に寝た。で一旦3時半に目が覚めたんだが、いくら何でも早過ぎる、ということでもう一寝入り。次に目が覚めたら6時半。まあいいか、ということで起きた。昨日の「24 Japan」を見て時間調整。

で9時半開始。内藤先生に因んだ数学の話と、思い出話が30分×6件。そんなに難しい話が無く、面白く聞けた。最後に内藤先生から思い出話。いや、本当は最後でなく、その後32人からスピーチ。内藤先生の人柄がわかるスピーチばかりだった。小生は香川セミナーに一度も行ったことがなく、サマースクール等内藤先生が大活躍する場にもあまり行かなかったので、スピーチは遠慮させてもらった。“Kagawa is in Kagawa” は数年前私用で実現したからよし。最後に一言挨拶をして、Zoom からログアウト。楽しかったです。香川セミナー returns があるようだし、何かネタを作っておこう。6時前に終了。

6時から呑みに出た。緊急事態宣言は解除されたので、呑み屋は9時まで営業。先週より1時間長い。ということで先週より少々余分に呑んできた。

で住処に戻ってきて、しばしパソコンの前で You Tube。入試問題を解説するページがあって、そこを見るのが最近の習慣。今日見たのは高校入試。「314-124を素因数分解せよ」、とか、「2002 を素因数分解せよ」など、素因数分解問題が多く出るようだ。そんなものは Pari/GP か Maple で一発だ、というのは退廃した姿勢なのだろうか。数に応じて色々工夫していて、面白かった。で思ったこと。最近他大学の学生さんが院試を受けたいと2名ほど言ってきたんだが、彼らの思う整数論って、こういう問題を上手に解く術を与えることなのかもしれない。いや、それでは修士論文は書けないんだけどな。今日のセミナーの話が理解できて、何か問題を、という風に成らないといけない。勉強しているうちに気持ちを改めてくれることを願おう。

コンピューターに頼るのは退廃、と書いたが、コンピューターで計算できるようになっていいこともある。内藤先生達が「昔は類数なんて計算できないものと思ってたからね」とおっしゃっていたがその通りだろうな。だからこそ類数の可除性とか理論が発展したんだろうし。でもコンピューターで数表を作って、それを眺めて、という結果も当然ある。小生の研究は大半がそうで、コンピューター無しではとても論文など書けなかった。小生が博士課程の頃見付けた問題は、今となってはコンピューターに任せれば数秒で “証明” 出来る。まあいい時代に成ったのかな?12年後に小生は何を思っているだろうか?そんなことに思いをはせる1日だった。

最後になりましたが、内藤先生、無事定年まで勤めあげられ、おめでとうございます!