2021年11月15日月曜日

静電気に馬鹿にされる

今朝は6時半ごろ目が覚めてしまった。もう一度寝ようかと思ったが、あんまり眠くないので、起きていることにした。昼まで何も食べないのは無理そうなので、昨日貰って来たチキンラーメンを食べた。卵を乗せるのでもなくネギを乗せるわけでもなく、そのまま麵だけすすった。うーん、味気無い。

で早く住処を立とうかと思ったんだが、結局9時50分くらいまでいてしまった。まあいいです。職場に着いて生協の本屋に寄るくらいの時間があった。数セミと諏訪先生の本、寺杣先生の本を買った。講義室着は10時38分くらい。ちょっと数セミを眺めた。面白そう。いつも怪しい彼は相変わらず怪しかった。一人で何かつぶやきながら教室を歩き回っている。意外にも友達がいるようで、卒研どこを選んだかなど会話していた。科目等履修生の彼はいない。

10時45分から講義。今日は「有限次分離拡大 L/K に対し、L/K:ガロア ⇔ #Aut(L/K)=[L:K] 」の証明から。おや、L/K は任意の有限次拡大でいいのでは?と思ったあなた、鋭い。そうなんです。易しくするためあらかじめ L/K に分離性を仮定した。これで随分時間が節約できる。本当に非分離拡大を正面切って使う人は、講義などあてにしてはいけない。小生も体の拡大は全部自習と言ってよい。寺田文行先生がアルティンのガロア理論の本(先生が翻訳された本)をネタ本に講義をされていたが、まあ無理でした。アルティンの本の読みづらさと、寺田先生の(こういう言い方は失礼だが)本質をことごとくかわす講義ではわかるわけがないのだ。で岩澤先生の「局所類体論」を読み始めて、「あ、体の拡大なんもわかってへん」と気付いて(もちろん当時は関西弁ではないが)、藤崎先生の「体と Galois 理論」を1週間くらいで真剣に読んだわけ。だから、「ガロア理論なんて易しい。なんたってこの無能な小生が1週間で勉強できたんだから」という思いが抜けない。試験もレポートも難しくし過ぎて、「ぎゃ!」ということになるわけ。今年度はさらに難しくする予定。出席している学生たちが出来なくても、講義に出席せずレポートだけで通ろうと思う学生にお灸を据えたいのでそうする。科目等履修生の彼は遅刻。ガロア理論の基本定理を述べられる状況に成ったところには間に合った。で時間。来週は基本定理のステートメントと、証明、そして時間の許す限りガロア群の計算と中間体の対応付けの例を出す。

M2の学生のゼミはしばらく無しなので、学外へ食事に出る。久々に美味い蕎麦が食いたいぞ、ということで草津の「宿場蕎麦」へ出掛ける。もうずいぶん来ていない。去年はほぼ丸一年オンライン講義だったわけで、職場に行った回数はわずか。もちろん学外に食事に出るわけもなく、行っていない。さて何を食べよか、というところで「鴨せいろ」が目に入ったので頼む。待てよ、朝も麺だったな。まあ今度は鴨肉とネギが乗っているからぐっと高級だ。丁度1000円。満足。

そのまま帰ってもよかったんだが、年末調整関係の書類の提出締め切りが明日なので、今日中にやっておくことにして、職場へ戻る。昔は何も書かずに印鑑だけ押して出せばよかったのだが、年々オンライン入力せよなんのとうるさくなる。まあ横澤夏子が青筋立てないようにするにはやむを得ないか。最終的には印刷する必要があるんだが、紙が静電気を持ってしまっていて、数枚まとめて排出されたり1枚目に2枚目が半分くらい追い付いていたりと、何度も印刷し直す。面倒くさ。結局1時間半くらい掛かってしまった。すぐに講義関係の仕事をするつもりだったのだが、気乗りするまで大分時間が掛かった。そういう状態の時はマインスイーパーをクリアするのも時間が掛かり、相当時間を無駄にしてしまった。講義資料の些細なミスをいくつか直して、ウェブに上げて、学生の質問に答えてと。この時点で既に6時を過ぎていた。何たる時間の無駄遣い。こういう状況で時間割関係の雑用をやっても大して出来ないので、毎週水曜日にやっていた翌週の講義の準備をやった。少し前に数週間分まとめて見直したので、そんなに時間は食わないはずだったが、1箇所よくわからない所があって難渋。ガロア理論の基本定理をよくわかっていないぞ!ということに気付いて青くなる。やはりガロア理論は簡単ではないな。まあ理解が深まってよかった。なんじゃかじゃと9時まで。

晩飯は米が食べたい、ということで「吉野家」へ寄る。まあいつもの通り「牛丼並、肉だく」。もう少し寒かったら「牛すき鍋膳」でもよかったんだが。まあ今度にしましょう。途次久々にガソリンスタンドに寄る。静電気に注意。というわけで今度は馬鹿にされなかった。満タンにすると960kmも走れるらしい。この数値は運転の易しさに応じて変わる、とマニュアルに書いてあった。確かに最初の頃は880kmだった。小生の運転は総じて良しということか。まあむやみやたらと飛ばさないんでね。

大谷翔平が記者会見をしていた。相変わらず好感度高いね。で途中で北海道日本ハム Fighters に入団した時の映像が流れたが、随分細い。今は相当筋肉が付いている。金本が広島東洋 Carp に入団した時の映像もそうだが、いかにフィジカルがアップしている(という変な英語のどしゃ語を使うが)かがよーくわかる。年間40本以上ホームランを打つにはいかに筋力が必要かというのがよーくわかる。が、ピッチャーの筋肉つけ過ぎは考え物で、桑田真澄が筋肉もりもりに成った年の成績は散々だった。沢村拓一(メジャーリーガー。チーム名失念)もそうだった。やはりしなやかな筋肉を付けるのは大変なのだな。しなやかな脳みそに成るにはどうしたらいいのだろうか?誰か教えて。まあ大して困ってもいないのにコンピューターを頼るようでは無理だな。