2022年11月11日金曜日

“captitulation” は「降伏」という意味

昨晩(もう今日だが)はブログを書いて即ダウン。でそのまま11時過ぎまで寝てしまう。が、まだ眠く、最終的に起きたのは12時くらい。急いで出掛ける。弁当を買って掻っ込む。

1時からゼミ。今日はノルム、トレース、判別式。色々示せていないことが多く、沢山突っ込む。まだ代数体の判別式は定義できない。整数環を定義してないからね。整数環が出てくるのはまだ先。今日定義したのは、K/k が n 次拡大の時、dK/k1,…,γn)=det(γi(j))2。これがトレースで書けて、下の体に落ちる、という証明はやはり出来なかった。これは2乗を二つに分けて、片方を転置して、とか、知らないと出来ないだろう。思い付け、というのは無理で、小生は別の本で証明を読んでいたので知っていた。そこが済んだ後、何やら怪しげなことを書いたところで強制終了。もう時間も来ていたので。

部屋へ戻ろうとすると、「加川先生!」と話し掛けられる。誰だと思ったら卒業生。ああそうか、今日は「大学院ウィーク」とかいう奴があり、それで来ているのだな。ちょっとうっかり用事を入れてしまい、彼らの話を聞くことが出来ない。申し訳ない。その後部屋で年末調整関係の書類の手続きをし、5時半くらいに職場を後にする。今日も渋滞していた。

用事は1時間ほどで済んだ。金曜日に野球が無いのは久し振り、でもないか。日本シリーズは金曜日無かったな。では何故「マツコ有吉かりそめ天国」を見るのが久し振りなんだろう?まあいいや、大した問題ではない。有吉が「ペナントレースって日本でしか言わないでしょ?」と言っていた。で電子辞書を調べてみたら、アメリカでも言うらしい。和製英語ではないようだ。今日知ったマメ知識は、“capitulation” って「降伏」って意味なのね。「単項化」を capitulation って言い出したのは誰なんだろう?知りたいね。数の世界に「落ちる」、というので「降伏」という語を当てたのだろうか?「単項化」というのはいい訳語だ。非常にわかりやすい。で「単項化」という言葉で google 検索を掛けると、「単項式」とか「単項演算子」とか出てくる。Python の解説も沢山引っ掛かる。Google で知りたい情報をピンポイントで探すのは難しい。最近の学生は困ると google に頼るようだが、危険だ。やはり群論のことで分からないことがあったら、図書館へ行って群論の本を見た方がいいだろう。三宅克哉先生のお書きになられたものが幾つか「単項化」に引っ掛かった。ダウンロードしておく。後で読もう。まあこれは google 検索のいい所ですな。

村田兆治氏が亡くなったそうだ。自宅の火事らしい。秋口に空港で何やらあったとニュースに成っていたが、もっといい話題でニュースに成って欲しかった。ご冥福を祈る。