結構続けて無茶をしたので、今日は1日中眠かった。昼過ぎに起きて食事をしたが、またダウンしてしまった。その後も起きたり寝たり。
で寝床でスマホをいじったりしていたが、その途中で志賀浩二先生が亡くなったという情報が。志賀先生の本のお世話に成った方は多いだろう。30講シリーズとか「多様体論」とか挙げてる人が多かったが、小生実はこれらは殆ど読んでおらず、ちゃんと読んだのは今ちくま学芸文庫に収録されている「現代数学への招待 多様体とは何か」くらい。これ大学2年の時に岩波で品切れ状態だったのが再刊されたのを幾何をやっている先輩が紹介していたので、面白そうなので買った。最初の方に位相の話が書いてあるが、そこは殆ど記憶に無い。多様体の本論に入ってからはよく覚えている。局所座標(と言うんだったかな?)を潜望鏡かだか潜水艦のレーダに例えていて、凄く面白かった。3年生の時に多様体の講義があったが、ほぼ出席しないでいい成績を取った。松本幸夫「多様体の基礎」という神教科書が出たのも大きいのだが。その頃はもう数学の勉強が大変なのは身に染みて分かっていたので、「よし、休憩してあと1ページ読んだら寝るぞ!」と気合を入れて読み始めたら2、3分で読み終わって拍子抜けしたことがあったのを今でもよく覚えている。えーと、志賀先生の話。少し予算に余裕があるし、確か伝票の提出は3月の初めだったから、まだ少し余裕があるな。数冊買おう。調べたら品切れに成った本が多いが、面白そうなタイトルの本が多い。買おう。
そうそう、昨日山本陽子が死んだというニュースがあった。ちょっと前「徹子の部屋」に出ていたと思ったが。これから舞台をやる、と張り切っていたが。急性心不全と言ってたな。歳を取るとちょっとしたことですぐ死ぬ。前に呑み屋の常連だったご老体がいたが、少し見ないなと思ったら心筋梗塞で死んだと言われてびっくりしたのを覚えている。人生は儚いな。「いつか雪のよう溶けて消えるならば儚きは生きること」という歌詞が村下孝蔵の歌にあった。死んだ時に「惜しい人を亡くした」と思われるような人生だったかちょっと分からないが、立派な人生を過ごそう。
今日は祝日なので、別段ダラダラしても罪悪感は無い。が、数学は少しだけやった。線形代数の問題を2問ばかり。1問は直線がちょっと関わる問題なのだが、y=mx と x=0 を場合分けしていて解いた問題だが、ax+by=0 の形にすれば場合分け不要、ということに気付いた。高校数学は苦手だ。高1、高2の頃はあまり真面目に勉強してない。来年度は1回生相手に線形代数を教えないといけないので、少しベクトルのことを勉強したりしているのだが。まあ線形代数はベクトルの幾何無しでも教えられるけどね。形式的な議論だけ教えて、幾何と全然関係無いこと(体の拡大とか)に応用出来て、おぉー、と思えた方がいい場合もある。関数空間に積分で内積入れて、直交関数系を考えるのかも大事だし。位相空間も幾何とは関係無い応用(無限次元ガロア理論とか)があって、幾何の人が教えるのが必ずしもいいことだとは思わない。まあ小生が微積分を教えるのはやめた方がいいだろうけど。