昨日は反省も踏まえて、やる気が出ないので早寝。で今朝は6時半に起きた。で、ζ の正の偶数での特殊値の求め方を勉強した。大学院向けの講義で割愛するつもりでいたんだが、そんな難しくなかった記憶があったので、間に合いそうだから今日の講義でやろうかと。でもちょっと時間が掛かって、8時半過ぎまで掛かった。計算力の衰えを感じた。で珍しく朝食を摂って、シャワーを浴びて、10時ちょい前に住処を離れる。間に合うのかって?ええ、今日の分はもう印刷してあったので、間に合う。
で講義室に5分くらい前に行ったら、一人しかいない。もうちょっとして一人入ってきて、時間ギリギリに4人来た。ということで今日の出席者は6名。…。まあもう延長戦なのでかまわないが。ということで徹底的にマニアックに行こう、と決意を新たにした。今日は RSA 暗号を復号化してみる、というところから始めて、素数 p≡1 (mod 4) が2つの平方数の和で表されることを、Z[i] の既約元の分類をすることで証明。その後 Zagier の one-sentence proof を紹介。来週は無限降下法を用いた証明を紹介しよう。で10分ほどあったので、Maple を使ってデモ。ガウスの整数の計算パッケージがあるので、それを用いて遊ぶ。面白かった。
昼はいつもの通り弁当を買って掻っ込む。で午後の講義室に1分くらい遅れて到着。部屋には3名。が、うち2名は、この部屋では講義は無いに違いない、と踏んでいた学生で、受講生ではなかった。ということで一人しかいない。午前中の講義に来ている科目等履修生の学生が大学院の講義も聴きに来ているので、彼を待つ。本当は整数論をやっている二人を待っていたんだが、来なかった。ということで二人相手に講義。今日は上述の如く ζ(2n) の値を Bernoulli 数を使って書いて、それから Bernoulli 多項式の話。整数の k 乗和の値が Bernoulli 数で書けることを Bernoulli 多項式を使って証明。でここでも Maple 登場。Bernoulli 数や Bernoulli 多項式、及び Σ 1/nk を Maple に計算させて楽しむ。やってる方が楽しくやらないといけないね。昔からよくわからない話を聞かされるのは慣れているが、話してる人が楽しそうだと聞く気が湧く。ということで何事も楽しく話そう、というのが最近のポリシー。だから来週も楽しく、よりマニアックにやる。講義終了後質問攻めにあう。
で個研室に2時35分くらいに戻る。2時40分から会議。当初出席できない旨伝えていたんだが、ゼミが無くなったので出席出来た。今日は超重要議題のある会議だったので、ゼミが無くなったのは御の字。(まあそのために講義の出席者が1名減ったわけだが。)で聞いてみたが、難しい。1回ではわからなかった。もう1回復習する必要があるな。明日以降時間を作ってやろう。会議終了後 Y 富先生と密談。色々作戦を練った。まあ今日は二人とも忙しいので、明日以降と言うことでお開き。
その後講義の作戦練り。まずは明日の「線形代数学」から。明日は何人出席することやら。でもそれはそれ、これはこれで、楽しくやりましょう。「線形代数学」は7時半くらいに終わらせて、次は来週の「代数学I」の作戦練り。マニアックに行こう、ということで Fermat の大定理の指数4の場合から、1と2が合同数でないことが出てくる、と言う話でもしよう、と決めて準備を始める。が、予想以上に手間取った。4次曲線と3次曲線の間に双有理写像を作ろう、ということなのだが、これは20年以上前に一度やったことあるが、目茶目茶大変。が、運よく一方が与えられていたので、逆を求めようと。が、うまくいかない。こんなに大変だったかな?と言う感じで何度も計算のやり直し。ようやく求まった時にはもう10時を回っていた。結果が求まってしまえば簡単で、こんなもののために何時間も使っていたのが馬鹿馬鹿しく思えたが、楽しくやろう、と言ったのは誰だ?ということで気持ちを入れ直す。11時近くに職場を出て、吉野家で牛丼を食べて、帰宅した。このブログを見ればお分かりの通り、相当遅くなった。まあこんな日もいいかと。
ただ相撲を見ていない。昨日のダイジェストを録画したのに今朝見なかったので、後で見る。今日の分はまた録画して明日見る。明日も職場に遅くまでいようと思っているので、明日も同パターン。野球は明日から Carp 戦だそうだ。最下位相手に勝って、突き放したいところ。心配は雨だな。今パ・リーグの結果を見たが、いつの間にか Buffaloes が2位に4.5ゲームの差を付けていた。で Eagles は勝率の関係で4位転落。むむ。これは Buffaloes 行っちゃうのか?まあ Tigers も一時 Giants に大差を付けていたが、今や風前の灯火に成っているので、Buffaloes も油断できないぞ。どんどん勝ちましょう。