2023年7月5日水曜日

松坂和夫「線型代数入門」が面白くて読み耽る

昨晩はその後大河ドラマと「日曜の夜ぐらいは…」の録画してあったものを見た。大河ドラマは築山殿と信康が死んだ。家康が豹変する?という感じの予告編だった。「日曜の夜ぐらいは…」は最初の方を見ていないんだが、深夜に毎晩のようにダイジェストをやってて、日曜日にやったものの再放送を土曜日にやっているのをたまたま見て、何か面白そうだ、と思ったので、途中から見た。何やらうまくいきすぎで面白くない、という意見もあるが、単純な方がストーリーとしては面白いのでよし。色々うまくいってなかった人生がある出会いで面白くなり、好転する、というのはあること。小生も小中高とあまりいいことが無かったが、浪人した頃から人生面白く成ってきた。大学生に成ると酒が呑める(いや、入学してすぐ呑んだらいかんのだが)ので、付き合いが広がる。いい友人が出来た。未だに大学時代の同期生から年賀状が来る。もう何十年も会ってないが、どうしているだろう?大学院に入るとまた付き合う相手は変わり、その頃の先輩、後輩とも楽しくやってる。まあ悪い友達が出来たり酒のせいでへまをしたことも大分あるが、まあトータルではいい方向かな、と。「日曜の夜ぐらいは…」を見ていて、そんなことを思った次第。

でまた朝に成ってしまった。寝る前にちらっと松坂和夫「線型代数入門」を見たら、昨日気に成ったことが書いてあった。眠いので、一旦寝て、それから見ることにする。大谷が投げてる、いう情報があったので、テレビを付けっ放しにしておいた。今日は大谷の29歳の誕生日だそうだが、良くなかったようだ。まあそううまくはいきません。

で適当な時間に起きて、線形代数の勉強。表現行列や基底の交換行列を然るべき図式が可換に成るように定義していて、こういう風にやると議論が凄くスッキリする。ゴタゴタした計算がいらなくなるので、議論がクリアーに成るが、初めて読む人はチンプンカンプンだろう。小生は線形代数を斎藤正彦「線型代数入門」で勉強したが、この本も松坂先生の本と同様の書き方をしていて、何が書いてあるのか皆目理解出来ず、1年生の春休みにそこばっかり読んでた。手垢でそこだけ汚れている。結局分からなかったのだが、後で読んだら、何だ、こんなことだったか、と思った覚えがある。一つことをずっとやるより、色々やって数学力が付いてから見直すと簡単だったと思えることは結構多い。気長にやりましょう。

で野球の時間に成っていたんだが、線形代数の勉強が面白くて、テレビで野球は流していたが、そっちのけで勉強していた。線形写像の階数と表現行列の階数が等しいことは rank(AB)≦rank(A), rank(B) を使って証明していた。これは線形写像の階数を経由しないで証明するのは難しいと思う。あと言われてみれば当たり前だが、ちょっと知らなかったことがあった。こういうのを知ることが出来るから、色々本を読むのは面白い。いや、新しい数学上の発見はこんなことをしていても得られないんだが、そっちは辛いんで、講義も学科長の用事も無い時にやります、はい。

で野球だが、ほぼ音声を聞いていただけ。今日も不愉快な負け方をした。最後の最後、延長12回にパスボールした伊藤に全責任を負わせるつもりは毛頭ない。先発の石田にも問題はある。この前はピッチャーに3ランホームランを打たれるという大失態を演じているが、今日はピッチャーが2塁打で出塁し、そのランナーをホームに返すという、同じくらいの大失態。石田はまだ2勝しかしていないが、開幕投手がこれでは、という感じ。打線も8回から12回まで毎回三者凡退。誰だ、Swallows 相手なら楽勝、とか言ってた奴は。3連戦負け越しだぞ。頑張ってくれ。

日本のプロ野球のオールスターの監督推薦選手が発表されていた。Dragons の細川が選ばれた。毎年戦力外か?と言われていたのが噓のような活躍。よかったね。細川と同じく現役ドラフトで移籍した大竹(Tigers)も選ばれ、今日プロ入り初完封勝利。環境が変わるというのは大事なことなんだな、と思わされた。大学時代の友人でしょっちゅう引っ越している奴がいた(4年の秋とかにも引っ越してた)し、大学をコロコロ変える偉い先生もいるが、合わなかったらその方がいいかもね。小生のように散らかし放題の奴は引っ越せない(こっち来て最初住んだ所は13年住んだ)し、偉くないから大学を移ろうにも移れない。まあ今の職場にはまあそんなに不満は無い(全く無いわけではないが)し、残り10年頑張って働きますわ。

事務から冷房に関しメールが来ていた。昨日は小生の並びの6部屋全部冷房使用禁止にされていたが、今日来たメールを見たら、一部屋を除いて使ってよい、という内容。でその一部屋とはよりによって小生の部屋。部品交換とか大騒ぎに成りそうなので、職場には極力行かないようにしよう。